丸一食堂
2021/06/23
もしも貴方が下部温泉から1時間圏内の所にお住まいならば、全メニュー制覇を目指すべき。もしも観光で下部を訪れたのであれば、何を食べるか6分は絶対に迷ってしまうことでしょう。
それほど、魅力的なメニューが揃っているお店です。
常連さんの『いつもの』メニューは厚さ3センチぐらいありそうな分厚い「ロースかつ定食」。
「山梨ブルーラインふぁーむ」で大切に育てられた三元豚の、むちーっとした弾力がありながらも歯切れの良い良質な肉質を味わえます。
下部ならではの地元の味は、やまめの甘露煮がのった「やまめそば」。
この後、「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」さんに行くのであれば、砂金採り専用のパンニング皿に盛られ、金箔がふりかけられた「金山そば」がお薦め。砂金採り体験でたくさん砂金をゲットできるはずです!
そして、山梨の隠れた名産品であるのが馬肉!
戦国最強と言われた騎馬隊を持つ武田信玄のお膝元ならではの馬肉文化を味わうならば、馬肉と鹿肉のすき焼きのような味わいの「馬鹿(うまか)丼」か、馬刺しがご飯の上にたっぷり乗せられている「さくら丼」を是非。
馬肉は癖があるという固定概念が覆される美味しさです。
中部横断自動車道ができたことによって行きやすくなった「下部温泉郷」。
「信玄の隠し湯」として知られる由緒高き温泉街ですが、宿泊の予定がなくてもふらりと訪れたい地域です。
「丸一食堂」さんを知っていれば、それだけで「下部温泉早川IC」で途中下車ならぬ、途中下道wwする価値があるというものです!
ニュー梅月
2021/06/23
「隠し湯」「隠し金山」…。何かと、隠し事の多い下部エリアですが、実は、ここにもう一つ隠し事があります。
それは、「ニュー梅月」さんの看板菓子「かくし最中」!
「ニュー梅月」さんは、下部温泉駅が誕生した昭和2年から遅れること5年、昭和7年に創業した「ニュー」という名の老舗菓子店です。
「かくし最中」には何が隠されているかというと、レーズン。レーズンと言うと、いかにも和洋折衷のような気もしますが、ズバリ、「干しブドウ」です。
このレーズンを最中に使うというアイデアは、初代の店主が考えたもの。
下部温泉と言えば「武田信玄の隠し湯」。武田信玄と言えばあの織田信長も恐れた「甲斐の虎」と呼ばれた戦国最強の武道の達人。
「ブドウの達人」
「ブドウ」と言えば、山梨県名産のフルーツ!
そうなんです。「武道」と「葡萄」を掛けた、とても斬新でキュートなお菓子なんです。
ブドウを隠しているのは白餡。
南山梨エリアには、南部町、そして早川町という二つのお茶を作っているエリアがあるので、是非、南山梨の日本茶や紅茶と一緒に食べてみてください。レーズンのほのかな酸味が白餡の甘さを抑えていて、抜群のバランスが心地よいお菓子です。
「ニュー梅月」さんの最中は、かよ女将とお母様の二人で手作りしたもの。だから原料も厳選、愛情も込められています。
レーズンが入った「かくし最中」の他に、ブルーベリーが入った「下部の宿」という名の最中もあります。
箱入りもあるけれど、1個100円のバラ売りもあるので、お土産だけではなく、旅のお供にも最適!「隠し最中」以外にも、下部名物のみそ饅頭や、温泉饅頭や、かわら煎餅も試したいところ。
お土産にも、旅行中のおやつにも最適です!
手作りお菓子の他に、もう一つの楽しみがここにはあります。何が楽しいって、かよ女将とのおしゃべりなのです。
来る人来る人に、「どこから来たんですか?」「どこにお泊り?」と声をかけ、地元の観光名所のパンフレットや割引券もくれる…。下部温泉郷で遊ぶなら、一番最初に寄って、観光情報と割引券をゲットしてくださいね。
昭和と令和が交錯する心温まる、新しいけど古い、古いけど新しい、下部温泉の入口にある観光協会のようなお店、それが「ニュー梅月」さんです。