本栖エリア
富士五湖の中で最も深くて透明で玄人好みな湖
地元民・リピーターによるおすすめポイント!!
今や世界で最も有名な日本の湖になったと言っても過言でない湖、富士五湖。
さて、皆さんは、どれがどの湖だか分かりますか?
これはNASAが撮影した衛星写真ですが、右から山中湖、河口湖、西湖、精進湖、そして一番左にあるのが本栖湖です。
西湖・精進湖・本栖湖は、9世紀半ばに富士山が噴火(貞観の大噴火)するまでは「剗の海(せのうみ)」と呼ばれる大きな一つの湖だったそうで、なんと、この三つの湖は地下で繋がっているかもしれないとか。
そして、もう一つの大きな謎が!
なぜ、富士五湖のうち本栖湖だけを「南山梨」エリアに含めているのか…。
それは、富士山の爆発とは何も関係なく、本栖湖だけが二つの町の境界線上にあり、東岸は富士河口湖町、西岸は身延町という管轄になっているから、という単なる大人の事情です。しかし、湖の中には境界線はなく、もちろん、湖畔にも関所のようなものは一切ないのでご心配なく!
さて、本栖湖の西岸と言えば有名なのは「逆さ富士」。
1984年に発行が開始された五千円札と、2004年に発行開始となった千円札に印刷されています。この写真を撮影したのは、岡田紅陽氏という写真家です。このため、岡田先生に追随し、「マイ逆さ富士」を撮影する写真愛好家で賑わいます。
湖畔沿いから登れる竜ヶ岳は、お正月の元旦に富士山頂から日が昇る「ダイヤモンド富士初日の出」が見られるという、そう、本栖湖は富士山愛好家の聖地なのです。
本栖湖は、面積こそ4.7km2。山中湖、河口湖に負けていますが、最大水深は約121メートルあります。一番大きな山中湖の10倍近い深さを誇り、透明度も12.7メートルとピカイチ。
なので、ダイビングも最高なんです!海で潜ったことがある人は多くても、淡水の湖を潜った経験のある人は案外少ないはず。
富士山から噴き出した溶岩のゴツゴツした表面に隠れる小魚や小エビ、水が湧いてくる不思議な湖底…。地球が作り出した神秘を楽しんでください。
本栖湖は、湖でのアウトドア愛好家の聖地。ダイビングだけでなく、SUPにカヌーにウィンドサーフィン。
湖畔でのキャンプもお薦めです。真っ黒な夜空と煌く星空を自分だけのものにしてください。
リアルな「限りなく透明に近いブルー」に思いっきり癒されるもよし、水や風に遊んでもらうもよし、極上の休日を過ごせるはずです。