ゆばのテーマパークや~!
地元民・リピーターによるおすすめポイント!!
ゆばは、平安時代の僧、最澄が中国から持ち帰ったのが初めと伝えられています。このため、古くからある門前町は、「ゆば」作りの地として知られています。日蓮宗総本山の身延山久遠寺のある身延も、もちろんその一つ。約750年前に、日蓮聖人の為にお弟子さん達が「ゆば」を作っていたことが由来とされています。
さて、「ゆば」はどのように作られるのかは、お家で豆乳鍋をしたことがある人ならすぐに分かると思いますが、豆乳を熱した時に表面にできる膜。それが「ゆば」の正体です。大豆からできるものの定番である豆腐との違いは、「にがり」などの凝固剤を使わないこと。なので、同じ量の大豆を使って作ることができる「ゆば」は豆腐に比べてかなり少ないんだそうです。
現在、身延を代表すると言っても過言ではない「ゆば工房五大」さんは、望月五夫さんが30年ほど前に立ち上げました。五夫さんの探求心や研究心により作り出された「ゆば」製品の数々は、皆さんが知っている「ゆば」、皆さんが今まで食べたことのある「ゆば」を凌駕することと思います。
豆乳をたっぷり含ませた「しだれゆば」、弾力がある触感が癖になる「折りたたみゆば」のような、見たことのある形の「ゆば」はもちろんのこと、試して欲しい「ゆば」がたくさんあります。たくさんありすぎて、どれを買ってよいか悩むはず!
「ゆば」を重ね、まるで豆腐のようにした「角ゆば」は、特許を取得した「ゆば工房五大」さんの看板商品。生パン粉をまぶしてある「ゆばフライ」、味噌漬けした「角ゆば」を桜のチップでスモークした「角ゆばスモーク」、生ゆばとタケノコ、椎茸を具に入れた「ゆばまん」、おやつ感覚で食べられる「カップゆば」、はたまた、ゆばのジェラートまである信じられない品数を誇ります。
「ゆば」は大豆!と決めつけることすら許さない「ゆば工房五大」さん。なんと、ピーナッツからも「ゆば」を作ってしまう破天荒さ!「ゆば工房五大」さんは、「ゆば」のテーマパークだ!と言っても、納得いただけるに違いありません。
望月五夫さんは語ります。
「身延の美味しい地下水と、厳しい目で選んだ国産の大豆を丁寧に丁寧に洗うこと。」
これが、美味しい「ゆば」の秘密であると。
「ゆば工房五大」さんは、身延駅から下部温泉の方へ向かって車で5分ほどの場所にありますが、少し分かりにくい場所にあります。が、看板を目印に行けば間違いなく着けるはずです。五夫さんからバトンを受け継ぐ、娘夫婦の詩歩さんと祐さん、そして女将さんから「ゆば」についての説明をじっくり聞いて、楽しみながら、何をお土産に買うかを悩んでください!
ゆば工房 五大
住所
山梨県南巨摩郡身延町帯金3705-1
電話
0556-62-3535
営業時間
9:00~18:00(日・祝祭日は9:00~12:00)
定休日
日・祝祭日午後定休
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